30代、40代、50代と年老いていくと、「数年前に比べ太ったな」「健康診断でひっかかりやすくなったな」と感じるようになりますよね。若い頃は「他人事」だったことが「自分事」になる瞬間です。
そして、忘れてはいけないのが年齢を重ねるごとにドロドロになりがちな「血液」です。
もちろんサラサラすぎると血液が止まらなくなるため問題なのですが、特に「中性脂肪」の増加や「肥満」になってくると血液がドロドロになっていることが多く、それによる動脈硬化や心筋梗塞のリスクも高まります。
では、どうしたらドロドロな血液をサラサラに(正常な範囲内に)近づけることができるのでしょうか?このページでは、ドロドロになった血液をサラサラにする「サラサラ習慣」を紹介していきます。
血液は私達の体の中で、酸素や栄養素を全身に運ぶというとても大切な役割を担っています。
血液の状態が改善すれば、体全体にエネルギーがみなぎり、QOL(人生の質)も上がることが実感できますので、頑張ってやっていきましょう。
この記事のもくじ
血液をサラサラにするキーワードは「運動」「食生活」「睡眠」
血液をサラサラにするキーワードは「運動」「食生活」「睡眠」です。そして、血液をサラサラにする研究は古くから行われていて、現在では医学的にも効果を認められている方法が多くあります。
※このキーワードの中には「薬」もありますが、薬が必要な方はすでに病院からの適切な指示によって服用されているかと思いますので、ここでは「運動」「食生活」「睡眠」について詳しく紹介していきます。
そのため、続けていれば必ず改善しますし、努力したら努力しただけ結果はついてきます。
もちろん、良くなってきたと「実感」するまでの期間は個人差があり、場合によっては1年などの時間がかかることもあるでしょう。しかし、1日1日、血液状態を良くしていくことが改善への第一歩です。
血液をサラサラにする運動習慣
ドロドロな血液をサラサラにするために必要なことの1つが「運動」です。運動といってもスポーツ選手のようなハードトレーニングは必要ありません。
ここでは、誰でもできる範囲で、最低限行いたい運動習慣について紹介していきます。
身体をほぐそう!ストレッチ
「今日から運動を始めよう!」と思った時に思い浮かぶのが「ウォーキング」ですね。しかし、ウォーキングは簡単とはいえ、今日からというのは「ちょっとやりたくない」と感じてしまうこともあります。
そこで運動の基本にしたいのが「ストレッチ」です。
ストレッチも一種の有酸素運動です。家事の合間や仕事中に一息ついた時、お風呂上りなど、ほんの数分のストレッチなら手軽にできます。
また、適度に定期的なストレッチを行うことで、血行も促進され血流も改善します。特にふくらはぎのストレッチはむくみを解消するため、血液循環が良くなることも分かっています。
ストレッチは「準備体操」の役割もありますので、運動前にも行って、怪我の予防にもつなげていきましょう。
効率の良い有酸素運動
しかし、ストレッチだけで運動がバッチリというわけではありません。やはり「血液をサラサラにしたい」という目標をもって、ウォーキング、サイクリングなど他の有酸素運動も並行して行うことも必要です。
有酸素運動は酸素を取り込みながら、私達の体内にある脂肪や糖をエネルギーとして消費するため、血糖値を下げる効果があります。
また、血管を拡張させほぐしてくれる作用もあるため、血管の柔軟性が改善され高血圧や冠動脈疾患の緩和が期待されています。
そして、適度な有酸素運動には、ドロドロ血液の原因である「悪玉コレステロール」「中性脂肪」などを改善するはたらきもあります。
目安としては1日に20分以上(できれば30分以上)、1週間に250時間です。また、心拍数は120~130前後にし、適度な負荷の有酸素運動をするようにしましょう。
【20分以上できない有酸素運動は有酸素運動にならない?!】
負荷が高い方がそれだけ改善効果もあるように思えます。しかし、20分運動して「もうこれ以上は無理!」となった状態は「無酸素運動」となっている証です。
もちろん、無酸素運動でも脂肪は燃焼されますが、有酸素運動の方が効率よく脂肪を燃やしてくれますので、適度な負荷(実際は1時間でも2時間でも行える負荷)での有酸素運動をしましょう。
また、無酸素運動が糖を主なエネルギー源としているのに対して、有酸素運動は体脂肪をエネルギーとしています。そのため、有酸素運動の方が体脂肪減少に効果が絶大となります。
20分間という時間も取れない場合など長く続けるのが難しい場合は、5~10分を数回にわたって行うなど、単発の時間を繰り返して行ってみましょう。
【無酸素運動=筋トレも大切】
また、できるのであれば、筋トレも併せて行った方が良いです。筋トレを行うと基礎代謝が上がりますし、筋トレ後に有酸素運動をすることで、より脂肪が燃えやすくなります。
ですので、できるのであれば「ストレッチ⇒無酸素運動⇒有酸素運動」の習慣をつけて、効率的に血液状態を良くしていきましょう。
血液をサラサラにする食べ物・食事とは?
ここまでは血液をサラサラにするための「運動」について紹介してきましたが、運動だけでなく意識しなければいけないのが「食事」です。
ここからは「血液をサラサラにする食べ物」について、紹介していきます。今日から積極的に食卓に取り入れていきましょう。
- 水分補給が大切?!目標は2L
- 血液サラサラの代表的な食べ物!DHA・EPA
- ねばねば成分ナットウキナーゼが効く!納豆
- ぬめりが効く!海藻類(わかめ)
- 安くて万能!玉ねぎ
- 食べ物のキーワードは「お・さ・か・な・す・き・や・ね」
- サプリメントの上手な活用
- 腸内環境を整える食べ物も大切
水分補給が大切?!目標は2L
血液の約90%は水分でできています。そのため、運動時には必ず水分補給を欠かさないようにしましょう。せっかく運動で改善の一歩を踏み出しても、水分不足で血液がドロドロとなり、危険な状態となることもあるからです。
また、普段の食生活でも水分補給を意識して行うようにしましょう。私達の体は一般的な生活を送っているだけでも、1日約2~2.5Lの水を汗や尿として排出しています。
そのため、1日の水分摂取量の目安は約2Lと言われています。水は血流を良くし、血液をサラサラにするだけでなく中性脂肪値の低下にも効果がありますので、2Lを目標になるべく水を飲むように心がけていきましょう。
血液サラサラの代表的な食べ物!DHA・EPA
血液サラサラで必ず紹介される食品が「青魚」です。青魚に多く含まれている「DHA・EPA」は血液をサラサラにする効果を持っており、中性脂肪の低下にも大きな影響を与えるため厚生労働省も「1日にDHA・EPAを1000mg(1g)摂取するのが望ましい」と発表しています。
青魚には「イワシ、サバ、サンマ」など様々な種類があり、種類によってDHA・EPAの含有量は異なるものの、どれも豊富に含まれているのが特徴です。
できれば1日1食の魚料理を食べるようにしましょう。
しかし、食生活が欧米化したことによって、魚が苦手な人や毎日魚を食べる習慣がないという人も多いですね。私もその一人です。
そんな方にオススメしたいのがDHA・EPAサプリメントです。特にDHA・EPAは酸化しやすいですから、「酸化させない工夫」のあるDHAEPAサプリを選んでみましょう。
オススメなのは「イマークS」です。
イマークSは大企業「ニッスイ」の販売する私自身飲んでいるDHAEPAの「トクホ」商品です。このイマークSの効果については別記事でまとめていますので、「どんな色をしてるの?」「どんな効果があったの?(実際の健康診断結果を公開)」と気になる方はそちらを併せてお読みください。
⇒イマークSに効果はある?中性脂肪が本当に下がるか体験した結果
ねばねば成分ナットウキナーゼが効く!納豆
「納豆」も血液サラサラに有効な食べ物の1つです。納豆は大豆製品のため、大豆特有の有効成分を含みつつ「ナットウキナーゼ」という納豆にしかない成分も持っています。
このナットウキナーゼは血液をサラサラにする作用が強く、また血栓を溶かす作用もあるため「脳梗塞」「心筋梗塞」「エコノミー症候群」などの予防効果もあると言われています。
納豆自体が悪玉コレステロールの低下や骨粗しょう症予防など、健康生活に非常に役立つ食品ですので、積極的に取り入れていくようにしましょう。
ぬめりが効く!海藻類(わかめ)
わかめなどの海藻類は古くから日本人に親しまれてきた健康食です。海藻類は低カロリーなのはもちろんですが、水溶性食物繊維やミネラルが多く含まれています。
海藻類に含まれている食物繊維は吸収されずにそのまま排出されるのですが、その際にコレステロールを一緒に連れていってくれるため悪玉コレステロール値が下がるようになります。
血液の状態を改善するとともに悪玉コレステロール値も気になるという方は、味噌汁やサラダの具材として、積極的に取り入れてみましょう。
安くて万能!玉ねぎ
TVでもよく特集されることもある「玉ねぎ」ですが、このように特集されるのは、玉ねぎに実に様々な有効成分が含まれているからです。
玉ねぎを刻んでいて涙が出たことありませんか?犯人は「硫化アリル」です。硫化アリルには数種類あり、なかでも血液サラサラの効果があるのは「アリシン」という成分です。
アリシンには血小板の凝固作用を抑制して血液をサラサラにし、血栓をできにくくさせる効果があります。また、血液中の脂質も減らす作用があるため、「動脈硬化」「高血圧」などの予防にも有効とされています。
そして、それだけではなく中性脂肪を下げる効果もあります。「ケラチン」というポリフェノールの一種が含まれているからです。ケラチンは脂肪の吸収を抑え体外に排出してくれる働きがあるため、中性脂肪を下げる効果につながります。
玉ねぎは手に入りやすく値段も手ごろな、優秀な食品です。健康維持のためにも毎日取り入れていきたいですね。
食べ物のキーワードは「お・さ・か・な・す・き・や・ね」
血液をサラサラにすることで有名なおすすめの食品を紹介してきましたが、今回ご紹介した以外にもたくさん血液をサラサラにする食品はあります。そこで覚えておいてほしいのが「お・さ・か・な・す・き・や・ね」です。
それぞれ代表的な食品の頭文字をとっており
- 「お茶」
- 「魚」
- 「海藻類」
- 「納豆」
- 「酢」
- 「キノコ類」
- 「野菜」
- 「ネギ類」
を意味しています。これらの食べ物は「血管を若返らせる効果」としてよく言われているものですからぜひ覚えておいて欲しいですし、今日から意識的に摂取してみるようにしましょう。
サプリメントの上手な活用
血液をサラサラにする栄養素は出来れば日々の食事から摂っていくのが一番ではありますが、適量を毎日摂っていくというのは難しいですよね。また、これを今日は食べないと!と使命感を感じてストレスとなってしまったら全くの逆効果となってしまいます。
そこで、サプリメントの出番となります。不足しがちな成分を補うことで健康バランスをサポートしていきましょう。
とはいっても、サプリメントの種類は現在本当に多く、どれを選ぶのが良いのか分からなくなってしまいます。特にDHA・EPAに関しては厚生労働省が推薦したことによって、種類がかなり増え、どれがベストチョイスなのか悩んでしまいがちです。
ですので、成分や評判をきちんと確認して、自分が安心し、信用できる「良質なサプリ」を選びましょう。信用の出来るサプリメントを選ぶことで、継続もきっと容易に出来るようになりますよ。
【オススメのDHAEPAサプリメントとポイント】
オススメのDHAEPAサプリは、ニッスイの発売するトクホ「イマークS公式サイト」です。また、ナットウキナーゼを配合し、DHAEPAサプリとして人気が常に高いのが「きなり」です。>>きなりの詳細はこちら
この2つから選ぶことがオススメですが、「中性脂肪・心疾患リスクを下げる効果(A評価)のあるDHAEPA」で紹介しているドクターズサプリ「DSさらさら」も質の高いDHAEPAサプリですよ。
腸内環境を整える食べ物も大切
腸と血液を結びつけるのはなかなか想像がつかないかと思いますが、腸内環境は血液状態と密接な関係を持っています。それは「腸内環境が悪い⇒排便がスムーズにいかない⇒体内に有害物質が発生する」ためです。
発生した有害物質は腸壁から吸収され、血液を汚すため血液をドロドロにしたり、血管や細胞がダメージを受けることにつながります。
そんな腸内環境を整えるには腸内の善玉菌を増やし、悪玉菌を減らすことが大切です。ヨーグルト・乳酸菌飲料・味噌・漬物などの発酵食品を定期的に摂取しましょう。
プロバイオティクス(乳酸菌やビフィズス菌)、善玉菌のエサとなるプレバイオティクス(オリゴ糖など)を両方含んだ「シンバイオティクス製品」などの含まれた機能的な食品も出ています。表示をよく見て、効率よく腸内環境を改善させていきましょう。
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【特定保健用食品:イサゴール】 イサゴールは食物繊維が含まれたトクホの商品です。「便秘気味」「スッキリ体験をしたい」という方にオススメです。 |
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【特定保健用食品:オリゴのおかげ】 日本で一番売れているトクホのオリゴ糖「オリゴのおかげ」もオススメです。1袋1か月あたり1358円と安く、整腸効果を実感できます。 |
良質な睡眠の確保も大切?!
睡眠も血液にとってとても重要な働きをしています。睡眠中に血液はPH緩衝作用によりサラサラの状態へと修復されるからです。
しかし、布団に入る時間が不規則だったり不足していた場合、修復が十分されずドロドロのままとなってしまいます。睡眠不足によって、糖尿病やがんなど様々な病気リスクが高まり、ある日突然生活に支障が出てくるということもあり得ます。
健康的な日常生活を送るために重要な睡眠ですが、成長ホルモンが活発化し、新陳代謝が進む午後10時から午前2時までのゴールデンタイムの睡眠を特に大切にしましょう。
しかし残業や家事などでなかなかその時間に布団に入れないこともありますよね。その場合ゴールデンタイムの睡眠は難しいですから、できるだけ「良質な睡眠」を取るように心がけてみましょう。
例えば寝る直前までスマートフォンを触ったりTVを見るなどをしている人は止めたり、カフェイン・アルコール・タバコなどの刺激物を夜摂ることはなるべく控えるなど、今日から始められることは多くあります。
血液サラサラにすると感じられるメリットは?
ここまで紹介してきたように「食事」「運動」「睡眠」を改善していくことで、血液を正常な範囲内でのサラサラに近づけることができます。では、これらを実践することで体にどんな良い変化があるのでしょうか?
これを読んで「今日から始めよう!」という気持ちを強め、日々の努力を継続していきましょう。
いきいきとした肌に
血液がサラサラになると肌色が良くなります。これは、私達の体は血管まで皮一枚、つまり血管の色が薄く透けて見えている状態だからです。
そのため、黒色がかったドロドロの血液だと肌がくすんだり、茶色がかった血色の悪い肌色に見えてしまいます。
反対にサラサラの血液はとても鮮やかな赤色をしているため、肌色も良く薄いピンクや血色良くの良い健康的な肌色となります。
肌トラブルが減る
血液がサラサラになると、肌以外の状態も良くなります。これは血液がサラサラになることにより酸素の運搬、老廃物の排出がスムーズになるとともに、肌の代謝がよくなるからです。
「くすみ」「目のくま」「肌のハリ・ツヤ」が改善され、吹き出物や炎症を起こす異物を白血球がしっかり排除してくれるため「ニキビ」などの肌トラブルが減りすべすべのお肌を手に入れることができます。
見た目年齢で一番見られるのは顔と髪の毛です。お肌が綺麗だと年齢より若く見られ、自分自身も鏡を見るのが楽しくなりますよね。
疲れにくい体に
また、血液がサラサラだと疲れにくくなります。疲れにくく、また疲労自体も溜まりにくくなるため、以前とは見違えてエネルギーややる気がわいて出てくるようになります。
仕事はもちろん、家庭でもいきいきと元気に過ごすことができるため、「若返ったよう」と感じることもあるでしょう。
髪の毛にも良い!ハゲ防止にも!
髪の毛は東洋医学で「血余」と呼ばれるように血液の状態によって大きな影響を受けます。つまり、血液状態が良くなると頭皮から毛根、髪の毛まで栄養が行き渡り、髪の毛に艶が戻ります。また抜け毛が減り薄毛などの予防にもなります。
肝機能の改善
体内では肝臓は特に酸素を多く消費する臓器です。そのため、酸素が不足すると肝臓の機能が落ちてしまいます。
肝臓は大きく分けて「代謝・解毒作用・胆汁の生成/分泌」という役割があり、体の中の化学工場や貯蔵庫と例えられています。生命の維持に必要な多くの機能があるため、肝臓が元気になることは体にとってとても大事なことです。
腎機能の改善
腎臓も肝臓と並び多くの酸素を必要とする臓器です。血液を浄化してくれる役割があるため、血液量も多くデリケートで負担の大きい臓器となります。
しかし、一度悪くなってしまうと、治療が難しく元の元気な状態には戻すことは出来ません。薬などで進行を遅らせる程度しか出来ず、悪化した場合人工透析や腎臓移植という大掛かりな治療となります。
そんな重要な腎臓も血液がサラサラであれば、沢山の酸素が運ばれ、負担が少なくなるため機能が改善していくことになります。
さいごに
このように、中性脂肪値や悪玉コレステロール値が悪く、血液がドロドロの状態であれば、血液をサラサラに近づけることで、様々なメリットを得ることができます。
そのためにこのページでは、「適度な運動」「DHA・EPA」「おさかなすきやね」「睡眠」など様々なことを紹介してきましたが、まずは一か月、できることから意識して続けてみましょう!
効果が表れ始めるまでは、なかなかモチベーションを保つのが大変かもしれません。でも、きっと一か月過ぎた頃には新しい生活習慣として身についています。
続けることが大事です。頑張ってサラサラの血液を手に入れて、いきいきとした人生と充実した人生を送れるよう、体のメンテナンスを行っていきましょう。
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