近年の中高年が気になっている健康問題。その一つに生活習慣病が挙げられます。特に生活習慣病の一歩手前である「血中脂質の多さ(中性脂肪やコレステロール値が高い状態)」については「このままじゃいけない」と真剣に考えている人も多いのではないでしょうか。
このページでは血中脂質に悩んでいる方に向けて、血中脂質を下げる有効な方法(動脈硬化性疾患ガイドライン等に記載のある方法)を紹介していきます。
こんにちは!
イマークSの口コミ体験記編集部の田中です。
私にまだ知識がなく血中脂質が高かった頃、「血中脂質が高いと何がいけないの?」と思っていました。これについて一言で説明すると「動脈硬化が促進され、脳・心血管系のリスクなどが高まる」ということなのですが、このことについてハッキリと実感が持てませんでした。
それもそのはず。
血中脂質が高くなっても、その症状が体にあらわれることはないからです。「昨日まで元気だったのに突然倒れる」などサイレントキラーであることは分かっていても、悪くなっている実感はほとんどありません。
しかし、血中脂質に悩んできて、改善してきたからこそはっきり言えるのは、「そのままではダメ」ということです。※私の父親も動脈硬化で突然倒れたことがあります。それまでは元気だったのに・・・。
何か具体的な症状が出る前に、何も症状が出ていない今だからこそ、血中脂質を減らし深刻な病気の心配をなくしていきましょう。
血中脂質(LDLやTD)が高い人がやるべき、今日からできる血中脂質対策!
ここからは、「血中脂質が高いことによるリスク」と、「『血中脂質を上げる生活習慣を知り、改善をすること』『血中脂質を下げる食品を知り、意図的に下げること』の2点にポイントをおいた具体的な対策方法」を紹介していきます。
血中脂質と病気リスク
まずは、血中脂質が高いことによって起こる様々なリスクについて紹介します。
動脈硬化
まず一番に挙げられるのが「動脈硬化」です。通常加齢によっても進行していくのですが、血中脂質が高い場合その進行スピードはますます加速します。
悪玉コレステロール(LDL)が血液中に増えすぎた場合、血管の壁に入り込みます。そこで酸化され「酸化LDL」という本当の意味での「悪玉コレステロール」になります。
そこに登場するのが、血管壁内にいる白血球の一種「マクロファージ」です。
白血球には良いイメージがあり、事実、外からの体内へ侵入してきた雑菌などの異物を見つけて倒してくれる、私達の体には欠かせない存在です。
しかし、このマクロファージは酸化LDLも敵としてみなすため、異物としてどんどん取り込んでいってしまうのです。
取り込んだとしても、マクロファージが酸化LDLを分解できれば問題はないのですが、問題なのは「分解する酵素を持っていない」こと。つまり、取り込むだけ取り込んで太りすぎて死んでしまうのです。
コレステロールの塊ともいえるマクロファージの死骸は、やがて血管壁にたまりプラークと呼ばれるこぶとなります。こぶがどんどん大きくなると、血管壁が厚くなり血管は狭く、血液は流れにくくなります。
その結果動脈硬化が引き起こされてしまうのです。
脳・心血管イベントリスク
血中脂質が高いと動脈硬化が進行することについて説明しましたが、動脈硬化の進行によって命にかかわる病気のリスクが高まります。
具体的には「脳梗塞」「脳出血」「心筋梗塞」といったどれも深刻な病気が挙げられます。
初期の動脈硬化は症状もなく、自覚のないまま進行していきます。健康診断などで血中脂質が高いことが分かったことはチャンスです。症状がないからと先延ばしにせず、具体的な症状がない今のうちに、対処していくようにしましょう。
血中脂質を下げる6つの方法
では、そんな血中脂質を下げるためにはどんな方法があるのでしょうか?ここからは「今日からできる血中脂質対策」について具体的に紹介していきます。
なお、対策のポイントは最初にお伝えした以下2点です。
- 血中脂質を上げる生活習慣を知り、改善をすること
- 血液中脂質を下げる食品を知り、意図的に下げること
それではいきましょう!
血中脂質を下げるための基本的な考え方
血中脂質対策としてできるのはを「血中脂質を上げない工夫」と「血中脂質を下げる工夫」の2つです。この2つをどちらも行うことで血中脂質を効率的に下げることができます。
血中脂質を上げない工夫
血中脂質(LDLやTG)を上げてしまう生活習慣、つまり脂質異常症になり得る危険因子については、動脈硬化学会はガイドラインでこのように定められています。
- 過食
- 多量の飲酒
- 運動不足
- 脂質の摂りすぎ
- 高カロリーな食事
- タバコ
- 高血圧
- 糖尿病
- 遺伝
過食や過剰な飲酒、運動不足、喫煙など思い当たる人は多いのではないでしょうか。そして、血中脂質を減らしたいと考えるのであれば、まずはこれらを減らしていくことから始めましょう。
食事は腹八分目を意識したり、毎日アルコールを摂っているのであれば休肝日を作ったりすなど、意識して「改善」してくようにしましょう。
危険因子の項目の中に「高血圧」や「糖尿病」なども挙げられています。もしこれらについて「心当たりがある」「心配だ」という方は以下の記事でそれぞれまとめていますので、そちらも併せてお読みください。


血中脂質を下げる工夫と4つの成分
しかし、生活習慣を改善することは言うのは簡単でやるのは難しい典型例です。そこで役立つのが血中脂質を下げる働きのある4つの成分です。
これらの成分を意識して摂取することで、より効率的に血中脂質を下げることができます。
内臓脂肪やLDLコレステロールに効果的な成分:ガレート型カテキン
「カテキン」は体に良いとされる緑茶に多く含まれる成分ですが、カテキンは大きく「ガレート型」「遊離型」の2種類に分けることができます。
そしてこの2種類のうち「ガレート型」のカテキンに、脂肪やコレステロールの吸収を抑える働きがあることが分かってきました。
脂肪やコレステロールはリパーゼという消化酵素で分解されないと小腸から吸収することができませんが、ガレート型カテキンは、このリパーゼがコレステロールを分解するのを抑えてくれる働きがあります。
結果としてコレステロール値が低下するというメカニズムとなります。このガレート型カテキンの効果は科学的にも実証されており「特定保健用食品(トクホ)」としても認可され、下記の表示が可能となっています。
本品は茶カテキンを含みますので、体脂肪が気になる方に適しています。また、本品はコレステロールの吸収を抑制する茶カテキンの働きにより、血清コレステロール、特にLDL(悪玉)コレステロールを低下させるのが特長です。コレステロールが高めの方の食生活の改善に役立ちます。
また、以下のとおり、臨床試験も行われています。
ガレート型カテキンを継続的に摂取している方が「内臓脂肪の面積」「悪玉コレステロール値」が著しく減っているのが分かりますね。
このガレート型カテキンは伊藤園から発売されている「カテキンジャスミン茶(トクホ)」に含まれています。
※初回24本1,775円・いつでも休止解約可能
中性脂肪(TG)に効果的な成分:モノグルコシルヘスペリジン
中性脂肪が気になる方にオススメなのが、オレンジの皮などに多く含まれるポリフェノールの一種「モノグルコシルヘスペリジン」です。
モノグルコシルヘスペリジンには「肝臓内での中性脂肪調整作用」があります。つまり、中性脂肪の「合成予防」とともに「分解促進」も行ってくれます。
コレステロール対策に効果な成分:大豆たんぱく質
豆乳の中でも大豆で日本一の会社「不二製油株式会社」からコレステロールの気になる人向けに開発された「ハイ!調整豆乳」は、特定保健用食品(トクホ)として認可されており、悪玉コレステロール値を下げるはたらきが認められたトクホの豆乳です。
豆乳は大豆製品です。そのため、高たんぱく低カロリーで「イソフラボン」や「ビタミンE」「カルシウム」などももちろん一緒に摂ることができます。
高めの血圧の方に:ヒハツ由来ピペリン
脂質異常症の危険因子にも挙がっていた「高血圧」。そんな高血圧の方におすすめしたいのが「ヒハツ由来ピペリン」です。
「ヒハツ」とは東南アジアに自生している植物で、その果実は古くから香辛料として使われてきました。※ちなみに今でも沖縄では「島コショウ」として親しまれています。
「ヒハツ由来ピペリン」とは、そんなヒハツから抽出された「毛細血管の拡張の効果を持つエキス」です。
ピペリンには血行を促進する健康効果もあり、継続的に摂取した場合1~2 週間で高めの血圧を改善し、 正常な血圧を維持する機能を持つことが報告されています。
この「ヒハツ由来ピペリン」を採用しているのが、大正製薬の「緑の抑茶」や「ナチュラルケア」です。
高コレステロール血症の改善と動脈硬化症の予防に効く医薬品「ヘルスオイル」
ここまで紹介した製品は「特定保健用食品」として認可されたものばかりです。しかし、あくまで食品であり、薬ではありません。
そして、「何としてでも血中脂質を下げたい」と思う方にオススメなのが、医薬品「ヘルスオイル」です。
ヘルスオイルは第3類医薬品で、日本で唯一「高コレステロール血症の改善」「動脈硬化の予防」に効くと認められた医薬品になります。医薬品ですので用法容量を守る必要がありますが、1日に過剰に摂取しないという方は、医薬品「ヘルスオイル」を使用してみましょう。
※初回1,900円
さいごに
さいごになりましたが、もちろん「普段の食生活改善」や「運動不足改善」も血中脂質を下げるために大切です。最初は大変かもしれませんが、継続すればそれは習慣になります。習慣になれば苦労なく健康な生活を続けることができます。
動脈硬化や脳梗塞で倒れてからでは遅いですから、症状のないうちに、そして「このままじゃいけない」と思っているうちに、できる限りの改善をしていきましょう。
そうしていくと、1年後の自分に「あの時頑張ってくれてありがとう!」と伝えることにつながりますよ。
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