古くから研究が進められており、中性脂肪やコレステロールの話になると、必ず話題になるのがDHA・EPAです。
このように「DHA・EPA」が話題になるのは、厚生労働省から1日1g(1000㎎)の摂取の呼びかけがあったり、消費者庁の「食品の機能性評価モデル事業」ではA評価と評価され、科学的エビデンスと作用メカニズムが明らかになってきているからです。
DHA・EPAには「中性脂肪」に対して効果がある、と言われています。しかし、どこまで中性脂肪を下げる効果に期待して良いのでしょうか?また減少効果を得るためにはどれくらいの期間が必要なのでしょうか?
このページでは、DHA・EPAと中性脂肪との関係性やメカニズムについて紹介していきます。
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こんにちは!
DHAEPAサプリのススメ編集長の田中です。
中性脂肪が多いと体脂肪が増えるのはもちろん、体の内部でも動脈硬化の進行やそれに伴う心筋梗塞など、さまざまな病気リスクが高まります。
しかし、「生活習慣の改善が大事」と分かっていても、(サイレントキラーだからこそ)症状が現れることもありませんし、生活に困ることもありませんから、つい「改善すること」を後回しにしてしまいがちです。
でも、「DHAEPAを摂取すること」は今日から始めることができるはずです。なぜならいつもの生活にプラスして飲むだけで、私は「中性脂肪値を基準値内」に近づいたからです。(2018年1月の検査では中性脂肪が69㎎/dLになりました)
それではどれくらいDHAEPAの効果は期待してよいのでしょうか。そもそも本当に効果があるのでしょうか。そんな、DHAEPAと中性脂肪の関係について、データを交えて詳しく説明していきます。それではいきましょう!
DHA・EPAが中性脂肪値を下げる?どれくらい信じていいの?
DHA・EPAは根拠なく「中性脂肪を下げる」と言われているわけではありません。昔から研究されてきている栄養素であり、作用メカニズムも解明されてきています。
そして、効果があるからこそ「薬」としても使われています。例えば「エパデール」という薬がありますが、これはEPAが主成分の高濃度EPAが配合された薬で、
- 動脈の弾力性保持
- 血液中の脂肪分(コレステロールや中性脂肪)の低下
- 高脂血症の治療
などに用いられています。
【エパデールは薬のため副作用があります】
ただし、エパデールは「高濃度EPA」であり、1日1包(600㎎)×3回=1800㎎を摂取するため、副作用があります。治療段階まで来ていない方は、DHAEPAサプリを使用し、経口摂取を1000㎎程度に抑えておきましょう。
薬の主成分として使われているだけでも根拠があるのですが、だからこそDHA・EPAは消費者庁による審査にて、中性脂肪を下げる評価として「A評価」を得ています。
確かに個人差もありますし、DHAEPAは万能というわけではありません。
しかし、「科学的」「医学的」に見て、十分に中性脂肪を下げる機能性があることが証明されつつある栄養素であることが分かりますし、ダイエットサプリや美容サプリよりも信頼性は高いと言えるでしょう。
では、次に、そんなDHA・EPAの中性脂肪を下げるメカニズムを詳しく知っていきましょう。
- 中性脂肪を下げるDHAEPAの2つの作用
- ダイエットにも関わる作用「脂肪の燃焼を促進する効果」
- DHAEPAの脂肪合成抑制のメカニズム
- 作用機序が「明確」
中性脂肪を下げるDHAEPAの2つの作用
DHA・EPAになぜ中性脂肪を下げる効果があるのか、それは大まかに以下の2つの作用があることが確認されているからです。
- 脂肪の燃焼を促進する
- 脂肪の合成を抑制する
ダイエットにも関わる作用「脂肪の燃焼を促進する効果」
中性脂肪は大事なエネルギー源として、私達の体の中で日々使われています。しかし使いきれなかったエネルギーはどんどん溜まり、皮下脂肪や内臓脂肪へと形を変え、肥満の原因となっています。
中性脂肪を燃焼するためには脂肪の分解が必要となりますが、ここで登場するのが「リパーゼ」という「脂肪分解酵素」です。
リパーゼは中性脂肪を「脂肪酸」と「グリコーゲン」に分解し、私達の体を動かすエネルギーを取り出してくれます。
つまり、リパーゼをしっかり働かせることが中性脂肪を燃焼させるためには必要となってくるのですが、DHA・EPAはリパーゼの効率をアップしてくれる働きがあります。そのためDHAEPAには脂肪の燃焼を促進する効果があると言われています。
DHAEPAの脂肪合成抑制のメカニズム
分解酵素があるように、脂肪を合成していくものも私達の体内にはあります。それが「SREBP1c」という糖や炭水化物を脂肪酸合成に導く転写因子です。
DHA・EPAはこのSREBP1cの量を低下させ、脂肪の合成を阻害します。「DHA・EPAを摂取したら、たくさん食べても中性脂肪値が上がりにくくなった・維持できた」という人がいるのはこのためです。
しかし、DHA・EPAを摂っているからといって、これまで以上に食べ過ぎたり、飲みすぎたりしていれば減るどころか増えていく人の方が多いでしょう。
ですからDHA・EPAを万能と考えず、あくまで中性脂肪を減らしたい人の強力な味方(サポート)として考え、根本的な生活改善や食事改善も徐々にすすめていくようにしましょう。
作用機序が「明確」
DHA・EPAの脂肪に対する働きについて説明してきましたが、一番のポイントはこれら全ての作用機序が「明確」になっていることになります。
これまでたくさんの臨床データが出ているのはもちろん、科学的にも「効果」があると認められていることになります。
あくまでサプリメントは「食品」であり、薬とは違って効果があるとは言えませんが、それでも、お医者さんや専門家がDHAEPAを進めるのは、DHAEPAが信頼性の高い栄養素だからなのです。
【注意】
DHAEPAを摂取すると記憶力が向上する、血圧も改善するといったことが言われていますが、あくまで解明できているのは脂肪の燃焼と合成の抑制です。それ以外は研究段階で明確にはなっていないことは知っておきましょう。

DHAEPAを飲む期間は?どれくらい中性脂肪を下げるの?
では、「DHAEPAサプリメント」を使った場合、どれくらいの期間でどれくらいの効果が見込めるのでしょうか?公表されている実際の研究データを2つ紹介していきます。
- 「イマークS」では4週間で中性脂肪が20%減少
- マルハニチロの研究では28日間の飲用による、コレステロール、中性脂肪、血圧の変化データが公開
「イマークS」では4週間で中性脂肪が20%減少
イマークSは大手水産会社「ニッスイ」が開発・販売するトクホのDHAEPAドリンクです。このイマークSの臨床試験では「4か月の飲用で中性脂肪が20%低下」という実験データが公開されています。
※下記データは日本臨床栄養学会にも記載されたものです。
4週間で約40mg/dl低下しており、その後はほぼ横ばい状態となっているのが分かります。このことから、継続摂取していった場合、最短で4週目頃から中性脂肪が下がる効果を実感できるということが分かります。
実際私もイマークSを使って、中性脂肪値を「69㎎/dL」まで下げることができました。
特にDHAEPAのトクホは「イマークS」しかありませんので、DHAEPAサプリの中でもイマークSを特にオススメします。
※初回1,000円キャンペーン中
マルハニチロの研究では28日間の飲用による、コレステロール、中性脂肪、血圧の変化データが公開されています
DHAEPAの試験データは「マルハニチロ」公式サイトでも公開されています。イマークSと違い「28日間」による飲用成績ですが、28日間で服用をやめても、その後は始める前に比べて全体的に数値改善していることが分かります。
なお、マルハニチロと共同開発されたDHAEPAサプリメントが「きなり」です。きなりはマルハニチロの所有する鹿児島県山川港で水揚げされた国産の魚のみを原料としています。価格もイマークSより安く、オススメサプリの1つです。
※マルハニチロとの共同開発サプリ・国産・15日間返金保証
このように、DHAEPAは最短で1か月ほどで効果を実感できます。飲み始めて1か月後に血液検査を受けてみて下さい。私はその時に数字が下がっていて驚きましたが、きっと「これからも続けよう」と思えるはずです。
DHA・EPAの魅力は中性脂肪だけじゃない
DHA・EPAの中性脂肪減少についての大きな働きや期間、効果などについて紹介してきました。2つのはたらき(脂肪燃焼・合成抑制)だけでもすごいのですが、DHA・EPAに期待できるのはそれだけではありません。
直接的に働きかけるわけではありませんが、DHA・EPAを摂取することによって期待できる3つのはたらきを紹介していきます。
- 食べ過ぎ防止
- 消化と吸収のスピードを遅くする
- 血糖値の上昇を緩やかにする
食べ過ぎ防止
「EPA」には、脂肪酸感受細胞のGPR120に刺激を与えます。この「GPR120」は別名「脂肪センサー」と呼ばれており、京都大学の研究チームが「食事性肥満の原因遺伝子である」ことを発表しました。
EPAに刺激されたGPR120は、GLP-1という物質を放出します。GLP-1は通称「痩せホルモン」などとも呼ばれており、脳の中枢神経系へ働きかけ満腹中枢を刺激する効果があるため、少量の食事でも満腹感を得やすくなります。
EPA自体に食欲を抑える効果はありませんが、間接的に食欲を抑える効果があることが期待されていますので、「つい」「うっかり」食べ過ぎてしまうという方にもDHAEPAはオススメです。
消化と吸収のスピードを遅くする
EPAを摂取すると「胃の消化スピード」が遅くなります。なぜなら痩せホルモン「GLP-1」には消化と吸収のスピードを遅くする効果があり、腹持ちが良くなり、お腹がすきにくくなるからです。
さっき食べたばかりだけどまた食べたい、夜お腹がすいて眠れない、などの空腹感に悩まされることなく、自然と食べ過ぎを防止できるようになることがあることもメリットの1つです。
血糖値の上昇を緩やかにする
消化・吸収スピードが遅くなる=血糖値の上昇も緩やかになります。血糖値が急激にあがり、インスリンが分泌されると使い切れなかった糖が脂肪へと変わり、結果中性脂肪が増えてしまいますが、痩せホルモン「GLP-1」はそんな血糖値の上昇も緩和してくれます。
GLP-1には胃から腸へ食べ物が送られるのを抑制する効果もあるということで、食べ物の糖分が腸で吸収されるスピードが遅くなるため、血糖値が急上昇するのを防いでくれます。
血糖値の急上昇は細胞膜にダメージを与えたり、老化の原因となることが最近の研究で分かってきています。特に中性脂肪値が高い人は血糖値が上がりやすいですから、DHAEPAを摂取して、できる限り上げないようにしていきましょう。

さいごに
科学的な根拠やデータを交えて、DHA・EPAが中性脂肪に与える影響を紹介してきました。
DHA・EPAの1日の必要量は「1日1000mg(1g)」と厚生労働省は推奨しています。これは魚でいうとおよそ90g以上の魚になりますが、なかなか毎日魚を食べるのは難しいという人も多いでしょう。
DHAEPAは継続がカギです。だからこそ、DHAEPAサプリを上手に活用して、効率的に摂取していきましょう。
また、忘れてはいけないことは「食生活の改善」「運動改善」が基本だと言う事です。食事と運動をメインに改善し、DHAEPAはあくまでサポート役として利用していくことが成功のカギです。


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